多数決は何故正しいのか?

小飼弾さんのHPより

”問題は、結論が間違っていた場合だ。この場合、間違った結論を導いた者を我々は罰せずにいられるだろうか?多数決とは、罰を防ぐおそらく唯一の方法なのだ。仮に結論が間違っていたとしても、少数派が多数派を罰するというのはおよそ不可能である。”

なるほど、面白いっすねー。でもトラックバックされているkumagoodsさんの方が説得力ありそう。
”大雑把に言えば、たとえ多数決の結果がある人の倫理観や宗教観、科学観に照らして「誤って」いても、それが多数決に参加した者たちの利益を総和として最大にするのであれば、妥協してそれを採用するというのが功利主義でしょう。従って、本来ある問題が特定の観点(学問や経営など)から正しいか誤っているかを判定する事に多数決を持ち込む事自体が誤っているのですが、日本人はムラ社会的な全会一致を何時までも引きずっているので「みんなと同じが正しい」という発想から抜けきれず、乱用しているって事なんじゃないでしょうか。”

功利主義」ってのはどーかと思うけど、「正しさ」を担保するシステムでは無いのは間違い無いと思います。じっくり考えるべき課題ですね。