4/17 FT紙の社説

ゴールドマン訴追の意義

”しかし現実には、信用バブルに沸くCDOの世界では長らく、多くの市場に「自由市場」の原則が厳密に適用されないことは公然の秘密だった。それどころか、銀行がCDOをせっせと組成していた過去10年間は、この市場は極めて不可解で、銀行やヘッジファンドは簡単に、いかがわしい取引を行って荒稼ぎすることができた。”
”もちろん、こうした事案が法廷で争われて最終的に有罪判決につながるかどうかは、まだ分からない。というのも信用バブルの最中は、まさにサブプライムローンCDOの市場が不透明だったからこそ、何が合法で、何が非合法なのかが極めて不明瞭であることが多かった。”
”とはいえ、今回のSECによる訴追の最も重要な教訓は、それが現在欧米の当局内で進められている規制強化の議論の重要性をはっきり示している点だ。過去10年間、CDOの世界で不正行為がこれほど盛んに行われた理由の1つは、市場の規制が緩かっただけでなく、この世界が極めて不透明だったからだ。”
”しかし、SECの訴追がもたらす朗報は、これで金融の世界に正真正銘の透明性を持ち込む圧力を強められるということだ。また、これは政治家が決意を固めるきっかけになるかもしれない。であれば、この際ゴールドマンの事案がどちらに転ぼうとも、喝采する理由になるだろう。”

何だこりゃ?
これを素で読むと、CDOという商品が不透明で規制が緩かったコトが唯一の問題という風に読めませんか?
やっぱり天下のFT紙も大スポンサーである金融機関に対して、本質的な批判はできないってコト?
最低。見損なったFT。0点