12/7 主要3紙の社説

朝日1:子ども手当―ドタバタ劇は今年限りに
朝日2:諫早湾干拓―開門を決断するときだ
読売1:内閣支持率25% 「有言不実行」へのいらだちだ
読売2:阿久根市長失職 独善的手法は否定されたが
毎日1:法人税引き下げ もはや優先順位は低い
毎日2:阿久根市長失職 民意くみ混乱の収束を

とりあえず今日取り上げるべき話題は、読売1の以下じゃないの?
”中国、ロシアとの外交を立て直すためにも、日米同盟の強化が急務である。それなのに、普天間問題の日米合意に反対する社民党に協力を求めるのは筋違いだ。”

朝日2はまとまっていて面白かった。
干拓地をつくるために諫早湾を堤防で閉ざしたことと、魚やエビの水揚げが減ったことには因果関係が認められる。閉め切ったままにするのは違法だから、準備の後にとりあえず5年間、排水門を開くようにと、福岡高裁が命じた。国営諫早湾干拓事業菅直人首相にとって、無駄な公共事業批判の原点である。「ギロチン」と呼ばれた1997年の潮受け堤防の閉め切り以降、菅氏は再三、現地入りして、この事業を「走り出したら止まらない公共事業の典型」と訴えてきた。しかも、開門は民主党の2009年の政策集にも載った。今年4月には与党と農水省の検討委員会が、開門調査が適当との報告書を、当時の赤松広隆農水相に提出した。赤松農水相もその意向を示していた。いまこそ、開門に向けて動き出すため、菅首相自らが積極的に政治決断するときだ。一昨年、開門を命じた佐賀地裁判決に続く2連敗である。大局を考えれば、政府が上告するという選択はもはやないだろう。”
諫早の問題について詳しい訳ではありませんが、漠然と「どちらにも言い分がある」と思っていたのですが、ここまでハッキリと朝日が「開門すべき」と言えるんだーと、若干驚きでした。

もうひとつの子ども手当てについても、「成年扶養控除及び配偶者控除への年収制限やむなし」と立場を明確にしており、好印象なので今日は朝日に1票!!

朝日 読売 毎日
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