5/20 主要3紙の社説

朝日1:タイの集会鎮圧―政治危機は終わらない
朝日2:アスベスト判決―政府は責任認め、救済を
読売1:アスベスト判決 国の怠慢が被害を拡大させた
読売2:タイ騒乱 最終決着にはなお火種が残る
毎日1:公益法人改革 緊張感ある仕分けを
毎日2:石綿訴訟判決 法的救済の拡大を急げ

国(行政)の不作為を認めた大阪地裁のアスベスト判決で全紙揃い踏み。

朝日2:”兵庫県尼崎市クボタ旧神崎工場周辺の石綿被害が明らかになったことをきっかけに、労災では救われない住民を対象にした石綿健康被害救済法が06年にできた。だが、月10万円余の療養手当などではあまりにも手薄だ。法施行から5年をめどに見直すことになっており、予期せぬ被害を受けた人の救済を充実させてほしい。国内で使われた石綿は1千万トンに及び、中皮腫による死者は今後40年間で10万人にのぼるとの試算もある。石綿が使われた建物はそろそろ耐久年数を迎え、建て替えのため解体される。石綿の被害は過去のことではない。この判決を、対策の遅れを取り戻すきっかけとして生かしたい。”
読売1:”行政の不作為をめぐっては、筑豊じん肺訴訟や関西水俣病訴訟の最高裁判決(いずれも2004年)が、国に賠償を命じるなど流れが定着しつつある。国民の健康、安全を守る行政の責任はますます重くなっている。世界保健機関(WHO)が石綿の発がん性を警告した72年以降も、日本では経済成長の波に乗り石綿の大量消費が続いていた。それが今、ビルや学校などの解体現場で問題化しつつある。国は石綿被害の解消に真剣に取り組んでもらいたい。”
毎日2:”危険な石綿の使用を長年放置してきた国は判決を謙虚に受けとめ、積極的な被害救済に乗り出さねばならない。”

読売は「まだまだ現在進行形の問題なので対策を」とまとめ、毎日は「被害者救済策の充実を」とし、朝日は両方を取り上げる。でも、どこの新築建物で未だにアスベストが使われているのでしょうか?朝日が言うようにこれから耐久年数満期を迎えるのは事実でしょうが、アスベストがヤバいってのは建築関係者なら誰でも知っている話ですし、貴方に言われなくても皆充分に対策すると思いますが。。。

大手メディア特有の「俺達だけが知ってる」感が出ていて嫌な感じ。ごめんなさい、誰でも知ってるコトを知らないのは貴方達だけですよー。

今日も読むに値せず。

朝日 読売 毎日
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