5/16 主要3紙の社説

朝日1:国民投票法―拙速が生んだ「違法状態」
朝日2:企業決算―技術生かす経営革新を
読売1:小沢氏再聴取 検察は改めて真相解明めざせ
読売2:日中韓外相会談 中国は対「北」圧力を緩めるな
毎日1:論調観測 英連立政権と2大政党
毎日2:海底油田事故 海洋掘削の拡大は疑問

読売1は、小沢氏の考えているコトを読み解くイイ論説だと思う。
”小沢氏に対する特捜部の聴取はこれが3度目だ。1月に最初の聴取要請を受けた際には、多忙などを理由に半月以上も応じなかったのに比べると、驚くほどの対応の早さである。3日前には、衆院政治倫理審査会に出席して事実関係を説明する意向を表明している。小沢氏は2月に不起訴(嫌疑不十分)となって以降、「不正をしていないことが明らかになった」として国会での説明は不要との立場を繰り返してきた。事情聴取と国会の両方で自身の潔白を主張することで、「説明責任を果たせ」との批判をかわす好機ととらえたのかもしれない。検察が早晩、再び「不起訴」の結論を出す。政倫審で説明をし、「これで責任は果たした」と主張する。そうすれば、検察審の2度目の議決も「起訴すべき」には至るまい――。そんな小沢氏の“幕引き戦術”が透けて見える。”

毎日2は、メキシコ湾のついての主要3紙からの初めての論説だと思う。
単に環境への影響云々で終わらせるのではなく、この事故が、折角オバマ氏が成立をさせた温暖化対策法案に対して、大きく揺れ戻す結果になるのでは無いかと懸念する。

”今回の事故はまた、米国のポスト京都の対応にも微妙に影響しそうである。オバマ政権は3月、米議会で温暖化対策法案を通すため、保守派の懐柔を狙い海洋掘削の拡大を認めたばかりだった。”
”米政府は石油の中東依存を減らしエネルギー安全保障を確保するためにも、海洋掘削が有効だとしている。しかし、沖合の新規油田から得られる石油は巨大な米国の石油消費に比べれば大きくはない。これ以上の海洋掘削は疑問だ。その努力を再生可能エネルギーの開発に向けるべきではないのか。世界のリーダーとして再考してもらいたい。”

うーん、どっちもイイね。なので今日は読売/毎日両方に1票!!

朝日 読売 毎日
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