太り過ぎだからジムに行きなさい

紅豚さんのHPより。

http://ningyocho.blogspot.com/2010/04/blog-post_26.html

初めて見ましたが、毎日このvolume/qualityの執筆をされるのは凄いですね。

”先週は決してメジャーなイベントではありませんでしたが、私が思うに後世の歴史家が参考史料として取り上げるであろう重要なイベントが2つありました。”
として、日銀白川総裁の講演を以下の通り評しています。
”あくまでも日銀に与えられた金融政策と言う権限の中での話しに終始して、日本の成長力の問題は別の問題に起因すると暗示している事が重要だと思います。”

一方で、民主党デフレ脱却議連の会合をバッサリ。
”市場の目から見ると、欧米がこの20年間成長を続けているにも係わらず、日本が低迷し続けている原因は、欧米にあって日本に無いもの、CPIに現れない資産価格の下落であり、農業保護によるFTAや郵政に象徴される中途半端な規制緩和であり、高すぎる法人税であると映ります。 リーマン・ショック後の彼我の株式市場の位置関係も欧米が奈落の底に沈み我々は無事であったわけでは無く、ショック前とは変わっていません。 そしてそれらの原因を取り除く仕事は中央銀行では無く政治家の仕事に他なりません。
しかるに片方で規制緩和の象徴である郵政の肥大化を放置し、農業者戸別補償にバラマキを強化しながらFTA問題は俎上にも登らず、地方の道路にもバラマキを復活させながら金融政策だけに焦点をあて、冒険的な金融政策を中央銀行に強要する姿勢は大きな違和感を持たせます。 デフレ脱却に取り組む事は悪いことではありませんが、本来政治の機能としてするべき事があるのでは無いでしょうか。 「民主党経済再生議連」と言う名前では無く、「デフレ脱却議連」と狭い範囲に限定したネーミングに問題を認識しながらウケを狙う政治家としての「後ろめたさ」を感じさせますし、それはとりも直さず昨今の前原誠司氏の「うかない」顔つきを見る毎に感じてしまいます。”

うーん。個人的に飯田先生を応援したい気持ちが強い私としては、そこまで言わなくても。。という気もしますが、まぁご指摘はごもっとも。

要は複雑骨折する日本国のオペについて、どこから手を付けますか?っていう、優先順位の話に過ぎない気もしますが。(最近の飯田先生は多分に売名行為に走り過ぎている感は否めないですし。尤も、自分がその立ち位置に居たら、今の流れは面白くてしょーがないだろうな?というのは容易に想像できますが。)