6/14 主要3紙の社説

朝日1:原発事故賠償―東電は法的整理の道を

朝日2:司法改革10年―次代担う層どう育てる

読売1:復興提言骨子案 より踏み込んだ青写真を示せ

読売2:国際「親権」問題 ハーグ条約加盟へ懸念払拭を

毎日1:障害者虐待防止法 今度こそ党超え実現を

毎日2:普天間」会談 当面の危険除去策示せ

今日は朝日1と毎日2が面白い

朝日1
福島第一原発事故の被災者に対する東京電力の損害賠償を支援する法案が、14日にも閣議決定される。株主や、貸手である金融機関の責任を問わず、東電の温存を前提とした今回の政府案は、当初から多くの問題点が指摘されてきた。にもかかわらず、ここにきて法案の決定を急ぐのは、事故対応に追われる東電の先行きに不透明感が強まる中、政府の関与をあらためて示しておく必要があるとの判断からだという。だが、国会は菅直人首相の退陣表明をめぐって紛糾が続く。賠償関連法案についても自民党は別途、議員立法を提案するなど対抗する姿勢を見せており、政府案が成立する見通しは立っていない。そもそも政権内に、本気でこの賠償策を進めようという意志が見えない。「東電が株主総会を乗り切るための時間稼ぎ」との声すらある。早晩行き詰まるのは目に見えている。ここは、やはり法的整理へと踏み出すべきだ。賠償金総額は東電の支払い能力を超えることが確実で、東電は事実上の破綻(はたん)状態にある。不足分はいずれ電力料金か税金により国民が負担することが避けられない。そうであれば、破綻の手続きを踏み、透明な手続きの中で株主や貸手にも責任を分担させ、少しでも国民負担を小さくするべきだ。”

毎日2
北沢防衛相が、日米安全保障協議委員会で普天間を取り上げる前の地ならしを目的として沖縄訪問。「14年までに移設完了は不可」とのみ伝えた。暗に、県側の意向を無視し辺野古案を前提に日米合意を重ねるという如何にも民主党らしい稚拙なやり方だ。

朝日1は、私の考える社説のお手本の様な文章だと思う。素晴らしい!!
毎日2は、視点が良い。(大事なニュースはこぼさない)

という訳で、今日は朝日に1票!!(毎日には借り1)

朝日 読売 毎日
24 11 42