5/10 主要3紙の社説

GWで大きくサボッてしまいましたが、今日から再開です。

朝日1:浜岡原発津波だけではない

朝日2:世界遺産平泉―先進の東北よ、再び

読売1:原発停止決断 丁寧な首相説明が欲しかった

読売2:地方分権3法 国と地方の新たな関係を築け

毎日1:浜岡運転停止 電力不足を招かぬよう

毎日2:自治体の支援活動 協力の絆を深めたい


浜岡原発の停止について3紙揃い踏み。でも立ち位置は異なる。
「反原発」の朝日と「反民主党」の読売、「中庸」の毎日のカラーが出た。

朝日:”国内で最も危険といわれてきた原発を止め、安全対策を強めるのは当然の決断と言えよう。”
読売:”地震津波東京電力福島第一原発のような大事故を起こした場合、深刻な事態を招きかねないだけに、やむを得ない選択だ。だが、首相の要請は事前調整もなく、あまりにも唐突だった。国のエネルギー戦略の柱である原発の将来を左右する政策を提起したのに、政府として正式な決定も行っていない。”
毎日:”津波被害への対策がとられるまで運転停止を求めた菅直人首相の判断は評価できる。ただ、法律に基づく命令ではなく、要請という形で運転停止が唐突に首相から提起されたことに、中部電力は当惑したに違いない。”

正直、常に”反対”するだけの読売のスタンスには閉口することも多いですが、今日の論説については、何が問題なのか、(政府の「決定」ではなく首相の「要請」に過ぎないコトに留まらず、停止期間に言及しなかったコトまでカバーし)丁寧な指摘をした読売の勝利ですね。

朝日 読売 毎日
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