12/13 主要3紙の社説

今日は新聞休刊日ですが、金曜日からサボッてたので。。。

12/12
朝日1:COP16―飛躍へのステップになる
朝日2:社会保障と税―国民本位の与野党協議
読売1:COP16閉幕 「京都」の延長は何とか避けた
読売2:あかつき」失敗 今後の宇宙開発への教訓に
毎日1:COP16 「全参加」へ歩み止めるな
毎日2:国際学力テスト 何のための学力なのか

COP16について、概ね「最低限のハードルは達成した」という評価かしら?
でも評価は各紙で微妙に異なる。
朝日1は”カンクン会議(COP16)は、もともと控えめに「次につなぐ」ことを目指した。それが貴重な成果を生み出したといえる。”として、”具体的な目標は二つだった。交渉を正常化することと、京都議定書の第1期の温室効果ガスの削減目標が終わる2012年の後に「規制の空白期」をつくらないための仕組みづくりだ。”
読売1は、”延長問題の結論は、来年のCOP17以降に先送りされた。日本にとっては、最悪の事態をひとまず回避した形だ。”とし、単純な京都の延長では無く”「米中も参加する新たな枠組みを作るべきだ」と訴えた”事の成果であると評した。
毎日1は”12年で期限が切れる京都議定書以降(ポスト京都)の枠組み作りはできず、COP17以降に持ち越した。最大の焦点だった議定書の延長問題も先送りされた。その中で、それなりに進んだのは、昨年、「留意する」という表現にとどまったコペンハーゲン合意の枠組みが格上げされ、国連の正式文書となったことだろう。途上国支援や削減の国際検証も盛り込まれた。”とする。
そもそもポスト京都の枠組み作り、即ち米中も参加する枠組みはそんな簡単な話では無いだろうし、でもそれ抜きで延長しても意味が無い、ってのも自明だろうから、読売/毎日の様に「ハードル」を高くした上で「駄目だった」ってのは正当な評価じゃないんじゃない?

12/11
朝日1:鹿児島判決―40日かけ、見つけた無罪
朝日2:平和賞と中国―君子の外交を求めたい
読売1:死刑求刑に無罪 検察の甘い立証を突いた判決
読売2:平和賞授賞式 中国は劉暁波氏を釈放せよ
毎日1:死刑求刑で無罪 究極に臨んだ裁判員
毎日2:高齢者医療改革 やはり拙速はだめだ

死刑求刑に無罪判決について3紙揃い踏み。まぁ当然だよね。

12/10
朝日1:地域主権改革―大風呂敷をたたむな
朝日2:あかつき―失敗を次の探査に生かせ
読売1:武器輸出3原則 将来に禍根残す緩和見送り
読売2:社会保障予算 いつまで迷走を繰り返すのか
毎日1:平和賞授賞式 空席が中国の現実語る
毎日2:漫画規制都条例 依然残るあいまいさ

朝日1と毎日2が面白かった。
特に毎日2の話は、もっと主要メディアがちゃんと取り上げるべきでは?
石原都知事は何様かね?って思うもの。
朝日1もスタンスを評価したい。
”私たちは3月の社説で、地域主権改革について「大風呂敷を歓迎する」と書いた。「民主主義そのものの改革」と位置づけ、中央集権型の「分配と依存の政治」から抜けだそうとする姿勢を応援する意味を込めていた。菅首相は10月、各省の抵抗に対して「最後は人事権を発動することもあるいは必要になるかもしれない」とみえを切った。いま首相がなすべきは、この有言実行だ。大風呂敷をすごすごとたたむことでは、決してない。”
こういう事でしょ?社説の立ち位置は。
常に「如何なものか?」ってケチつけるばっかりじゃなくて、評価すべきは評価して、目指すべき方向性を示す役割を担ってるんじゃないの?

という訳で今日は朝日に1票!!

朝日 読売 毎日
12 8 25