アメリカ社会の方向性

春山先生のHPはいつも勉強になります。
特に備忘すべき内容だけ以下に転記します。

オバマが目指すこと(ブッシュ時代に頂点を迎えた自由奔放資本主義の行きすぎを修正するのだ。)はブレアが実践したことの米国版になると思う。
サッチャー革命をレーガンが輸入したのと同じパターン(英国で始まり、米国で拡張される)が繰り返される。サッチャーは「市場原理の負け組層」に対しても市場原理の貫徹を主張したが、ブレアは「彼らを救済する社会福祉制度の再構築」を市場原理の中で追求した疑問に思うことがひとつある。
市場主義には「頑張ろう、儲けたい」という意思をサポートするインセンティブが存在するが、福祉制度には「ぶら下がり 族」がいるだけで福祉制度を促進させるインセンティブが見えない。福祉をサボル企業を罰する(=北風政策)というのはインセンティブ(=太陽政策)とは言えないと思う
インセンティブの無い制度は非効率で金食い虫になるが、福祉制度に市場原理に基づくインセンティブを導入す るとはどういう事を意味するのか?
私は解を見出していない。”